
ガイド
埼玉県小鹿野町にある飯田八幡神社で、毎年12月第2日曜日とその前日に開催される「鉄砲まつり」は、秩父地方の締めくくりを飾る勇壮な祭りです。五穀豊穣や無病息災を祈願するために行われるこの祭りは、火縄銃の轟音とともに神事が行われるのが特徴です。埼玉県指定の無形民俗文化財にも指定されており、地域の歴史と伝統を今に伝える貴重な行事です。
この祭りの最大のハイライトは、メインの神事である「お立ち(銃火奉納)」です。参道の両脇から放たれる火縄銃の空砲による轟音と煙の中、二頭の御神馬が社殿へと続く石段を一気に駆け上がります。その姿は非常にダイナミックで、見る者を圧倒する迫力があります。
また、祭りの期間中には、小鹿野町指定の「飯田屋台」や「八幡神社の笠鉾」の曳き回しも行われます。特に「飯田屋台」では、張り出し舞台が組まれ、埼玉県指定無形民俗文化財である「小鹿野の歌舞伎芝居」が演じられます。豪華な装飾が施された山車や、伝統的な衣装を身にまとった演者のパフォーマンスは、日本の伝統美を感じる絶好の機会です。
例年、12月の第2日曜日とその前日に開催されます。
祭りの行程は、前日の宮参りに始まり、笠鉾・屋台の曳行、三番叟、歌舞伎、大名行列、神輿渡御、そして川瀬神事など、多彩な伝統行事が続きます。
会場は飯田八幡神社(埼玉県秩父郡小鹿野町飯田2753)です。
【アクセス方法】
「お立ち」の神事は非常に迫力がありますが、銃声や煙が伴うため、音や煙が苦手な方は少し離れた場所から観覧することをお勧めします。また、祭りの期間中は屋台の曳行や歌舞伎の演舞など、場所によって異なる楽しみ方があります。歴史的な文化財としての側面も強いため、地域の伝統を尊重した見学を心がけましょう。
12月の開催となるため、防寒対策が必須です。特に屋外での観覧が中心となるため、厚手のコートや手袋、カイロなどの防寒具を準備してください。