
ガイド
香椎宮では、歴史と伝統に彩られた「秋季氏子大祭」が執り行われます。この祭典は、神話に始まり、御皇室の御先祖をお祀りする格式高い香椎宮において、地域の安寧と繁栄を祈念する重要な神事です。特に、馬を駆って鏑矢で的を射る「流鏑馬(やぶさめ)」は、古くから伝わる伝統技術であり、観る者を圧倒する迫力と神聖な雰囲気を併せ持っています。夫婦の宮として知られる静謐な空間の中で、日本の精神文化の深さを感じることができる特別な祭典です。
最大のハイライトは、何といっても「流鏑馬神事」です。射手三人が馬に乗り、社殿でお祓いを受けた後、国家安泰や五穀豊穣を祈念して、香椎宮グラウンドへと進みます。一人が三箇所の的を次々と射抜いていくその姿は、まさに伝統芸能の極致です。また、本殿での祭典では、踏歌(ふむか)や獅子楽(ししらがく)、そして柳生新影流(やぎゅうしんえいりゅう)の兵法奉納が行われ、武術と音楽が融合した荘厳な儀式を鑑賞できます。さらに、的中した「当たり的」を授与する特別な機会もあり、勝負運向上や開運の願いを込めて、縁起物として受け取ることも可能です。
2026年の開催日程は以下の通りです。各儀式の時間は、伝統的な流れに沿って厳格に執り行われます。
※流鏑馬神事は、15時からの斎行となりますので、お時間に注意してご来場ください。
イベントは、香椎宮の境内およびグラウンドを中心に行われます。神聖な儀式のルート(流鏑馬参進)は、社務所を出発し、池や川を巡りながら、歴史的な景観の中を通り、最終的にグラウンドへと至ります。広大な境内には、歴史を感じさせる建築物や自然が調和しており、祭典の進行とともに変化する神社の表情を楽しむことができます。
流鏑馬の「当たり的」の授与については、非常に人気が高く、予約制となっています。的中した的は大変縁起が良いものとされており、勝負運向上や家内安全の御利益があるとされています。授与は社務所にて先着順で受付が行われますが、当たった枚数によって授与できる数が変動するため、早めの確認と準備をおすすめします。また、当日は特別神札の授与も行われており、祭典の思い出とともに、神聖な御守りを手にすることができます。
神事としての格式を重んじるため、参拝の際は節度ある服装を心がけてください。当たり的な授与や特別神札の授与には、初穂料(お供え)が必要となります。当たり的な初穂料は5,000円、特別神札の初穂料は1,000円です。これらは社務所にて受付を行います。なお、詳細な支払い方法や予約の可否については、事前に公式サイトをご確認いただくことを推奨いたします。