
ガイド
乙女峠まつりは、明治初めに長崎から流刑され、この地で信仰を守り抜いた多くのキリシタン殉教者に捧げられる伝統的な行事です。江戸末期から明治初頭にかけて、厳しい弾圧の中でも信念を貫いた人々の歴史を辿り、毎年5月3日に開催されます。津和野カトリック教会に隣接する乙女峠マリア聖堂を中心に、歴史と信仰が交差する特別な時間をお届けします。
このイベントの最大の見どころは、聖母マリア像を中心に、信者の方々が列をなして進む「巡礼の行列」です。津和野カトリック教会から約2キロ離れた乙女峠を目指すこの行列は、非常に厳かな雰囲気を持っています。また、正午からは乙女峠にて荘厳な「野外ミサ」が行われます。殉教者に捧げられる美しい聖歌の響きは、訪れる人々にも深い感動と清らかな感銘を与えます。歴史的な背景を持つステンドグラスが美しい聖堂とともに、日本の隠れキリシタンの歴史に触れる貴重な機会となります。
イベントは毎年5月3日に開催されます。主なスケジュールは以下の通りです。
※前夜祭として、5月2日には津和野幼花園ホールにて、殉教者に関する講演や司教による講話が行われる場合があります。
会場となる乙女峠マリア聖堂は、津和野駅から山中へと続く歴史的な場所に位置しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会場名 | 乙女峠マリア聖堂 |
| 住所 | 島根県鹿足郡津和野町後田ロ66 |
乙女峠まつりは、単なる観光イベントではなく、歴史的な信仰の場としての意味を持つ行事です。巡礼の行列や野外ミサに参加する際は、周囲の厳かな雰囲気を尊重し、静かに見守る姿勢が求められます。自然豊かな山中の環境で行われるため、歩きやすい服装での参加をおすすめします。