
ガイド
伊佐須美神社のお田植祭りは、日本の伝統的な農耕儀礼を今に伝える極めて重要な祭典です。伊勢神宮の「朝田植」、熱田神宮の「夕田植」と並び、伊佐須美神社の祭りは「昼田植」として日本三大御田植祭の一つに数えられています。国指定重要無形民俗文化財にも指定されており、歴史的・文化的な価値が非常に高い行事です。毎年7月11日から13日にかけて行われ、神聖な儀式とともに、地域の伝統芸能が披露されます。
この祭りの最大の魅力は、伝統的な「早乙女踊(早乙女舞)」と、厳かな「田植式」です。佐布川地区の農家の長男にのみ伝わる伝統芸能である早乙女踊は、絣の着物に赤い前掛を身に纏った踊り手たちが、優雅かつユーモラスに舞う姿が特徴です。また、7月12日には獅子・牛・馬・鹿の仮面をつけた群童による「獅子追神事」が行われ、その後、200名を超える行列が神輿を担いで進む「神輿渡御(みこしとぎょ)」が行われます。道中では、古代の田植の様子を伝える貴重な歌謡「催馬楽(さいばら)」も披露され、まるでタイムスラップしたかのような感覚を味わえます。
祭典は3日間にわたって行われますが、メインとなる行事は7月12日に集中しています。
祭典は伊佐須美神社を中心に、複数の場所で展開されます。
※当日は交通規制が行われるため、周辺の道路状況にご注意ください。
お田植祭りは、単なるイベントではなく、地域に根ざした神事です。特に7月12日の午後に御田神社で行われる田植式や、神輿が移動する行列は非常に見応えがあります。早乙女踊の優雅な舞や、仮面をつけた子供たちの獅子追神事は、この時期にしか見られない貴重な光景です。行列のルートや各神社の行事時間を事前に確認しておくことで、よりスムーズに鑑賞できます。
屋外での長時間にわたる行事となるため、動きやすい服装と、日差しを避けるための帽子や日傘、水分補給用の飲み物を持参することをお勧めします。また、祭典の詳細は公式サイトでご確認ください。神事としての厳かな雰囲気があるため、周囲の参拝者や地域の方々への敬意を忘れずに、マナーを守って楽しみましょう。