ガイド
厳島神社で執り行われる「菊花祭」は、菊の花を御祭神に供え、邪気を払い長寿を願うための伝統的な儀式です。12世紀後期より、平清盛が宮島に伝えたとされる貴重な「舞楽(雅楽による舞踊)」が今なお厳島神社に伝承されており、この祭礼はその歴史を現代に伝える重要な行事です。日本の伝統的な美意識と、世界遺産である厳島神社の荘厳な雰囲気が融合した、極めて文化価値の高い祭礼です。
最大の魅力は、高舞台で奉納される「舞楽」です。舞楽は、かつてインドや中国、朝鮮半島などから伝わった音楽と踊りの形式ですが、現在では日本以外にはほとんど残っていない非常に希少な文化です。宮島の厳島神社では、陵王(りょうおう)や納曽利(なそり)といった、歴史を感じさせる演目が今もなお受け継がれています。美しい菊の花が供えられる厳かな空間の中で、歴史の重みを感じながら、優雅な舞の調べに耳を傾ける贅沢な時間を過ごしていただけます。
菊花祭は、毎年10月15日に開催されます。
※舞楽の曲目には、振鉾、萬歳楽、延喜楽、賀殿(御祭神に菊の花を供える)、一曲、曽利古、散手、貴徳、陵王、納曽利、長慶子などが含まれます。
会場は、広島県廿日市市に位置する厳島神社(宮島)です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会場名 | 嚴島神社 |
厳島神社は、フェリーを利用して宮島へ上陸した後にアクセス可能です。周辺には宮島ロープウェイや宮島水族館「みやじマリン」などの観光スポットも充実しています。
菊花祭は夕刻(午後5時)から開始されるため、日中の観光を済ませてから、夕暮れ時の美しい景色と共にイベントに備えるのがおすすめです。舞楽の奉納は、歴史的な社殿の保護と儀式の厳粛さを守るために、非常に丁寧に行われます。日本の伝統芸能である舞楽を鑑賞する際は、その場の空気感や静寂を大切にしながら、敬意を持って見守りましょう。
厳島神社では、社殿の保護および舞楽の進行に支障をきたさないよう、以下のルールが定められています。