
ガイド
関門海峡花火大会は、山口県下関市と福岡県北九州市門司区の関門海峡の両岸で開催される、非常に規模の大きな花火大会です。もともとは下関市の単独行事として始まりましたが、1988年からは「アジアポートフェスティバル in KANMON」として、関門地区の合同イベントとして開催されています。日本で唯一、海峡を挟んで異なる県(山口県と福岡県)を跨いで同一名称で開催される非常に珍しい形式のイベントです。下関側と門司側の両方から花火が打ち上げられ、海峡を舞台にした壮大な光景が広がります。
最大の見どころは、関門海峡の両岸から同時に打ち上げられる合計約18,000発もの花火です。下関側では約10,500発、門司側では約7,500発が打ち上げられ、西日本でも最大級の規模を誇ります。海峡上の台船から打ち上げられるため、海峡を見渡せる場所であれば、下関側と門司側の両方の花火を同時に楽しむことができます。特に下関側では、直径45cmにも及ぶ大玉(1尺5寸玉)が打ち上げられることもあり、450mもの上空に大輪の花が咲き誇る様子は圧巻です。また、当日は花火を楽しむための遊覧船が運航されることもあり、海の上から迫力ある演出を間近に感じることができます。
開催日は7月21日です。打ち上げの時間は、例年、夜間の時間帯に実施されます。詳細な開始時刻については、当日の天候や運営状況により変動する場合があるため、最新の情報をご確認ください。なお、過去の開催において、2020年や2021年は新型コロナウイルス感染症の影響により開催中止となりました。2022年は入場者数制限を設けて開催されました。
会場は、山口県下関市側と福岡県北九州市門司区側の2箇所に分かれています。
【下関会場(山口県側)】
下関港(岬之町埠頭付近、あるかぽーと付近、海峡ゆめタワー前22号岸壁付近)が主な会場です。JR下関駅から徒歩約15分、またはサンデン交通のバスを利用してアクセスできます。
【門司会場(福岡県側)】
門司港西海岸埋立地一帯(門司港桟橋、関門海峡ミュージアム周辺など)が会場となります。JR門司港駅のすぐそばに位置しています。
このイベントは非常に人気が高く、多くの観客が集まります。会場周辺の道路は非常に混雑するため、公共交通機関の利用を強くおすすめします。特にJR九州では、混雑緩和のために小倉駅〜門司港駅間で電車を約5分間隔で臨時運行するなどの対応が行われることがあります。一方、車での来場は駐車場が確保されていないため、周辺道路の激しい渋滞や、関門自動車道の壇之浦PA・めかりPAが当日午後に閉鎖される可能性がある点に注意が必要です。
当日は夜間のイベントですので、夜風に備えた服装や、長時間待機するための準備をおすすめします。観覧エリアについては、近年、有料の観覧席(チャリティエリアや環境整備協力エリアなど)が設けられる傾向にあります。チケットの有無や予約の要否、詳細なルールについては、公式サイトで事前にご確認ください。また、会場周辺は非常に混雑するため、お帰りの際の移動には十分な余裕を持って行動してください。