
ガイド
石川県珠洲市飯田町に伝わる「飯田町燈籠山祭り(いいだまちとろやままつり)」は、寛永年間(1624-1645年)の初期から370年以上の歴史を持つ伝統的な山車(やま)祭りです。春日神社の神事として知られ、現在は珠洲市の指定無形民俗文化財、さらには「日本遺産」にも認定されています。祭りのハイライトは、高さ約16メートル、重さ約5トンにも及ぶ巨大な「燈籠山(とろやま)」です。近年では、かつての豪華な姿を取り戻そうとする取り組みにより、伝統的な人形や装飾が復活しており、地域の熱意が感じられる壮大な祭典となっています。
この祭りの最大の魅力は、街を練り歩く巨大な山車と、それに伴う力強い掛け声、そして音楽の調和です。運行時には、太鼓、鐘、笛の音に合わせて、引き手が「やっさーやっさ」や「さーやっさ」と声を掛け合い、息を合わせて山車を引き回します。特に、山車を動かし始める際の「きゃーらげ」と呼ばれる木遣り音頭は、祭りの醍醐味の一つです。また、20日の夜には、夜空を彩る花火大会も開催され、豪華絢爛な山車と花火が織りなす幻想的な風景を楽しむことができます。吾妻橋周辺では、有志によって設置された灯りなども見どころとなり、祭りの雰囲気をより一層盛り上げます。
祭りは7月20日から21日の二日間にわたって開催されます。
※近年、21日の燈籠山運行は行われていないケースがあるため、最新の運行計画をご確認ください。
会場は石川県珠洲市飯田町周辺です。遠方からのアクセスは以下の通りです。
祭りの熱気をより深く味わうためには、山車の引き手として参加することも可能です。20日の燈籠山運行については、誰でも参加できる仕組みとなっています。また、飯田町祭礼委員会では、20日に限定して法被(はっぴ)の貸し出しを行っていますが、これには事前の予約・申込が必要です。窓口は「飯田わくわく広場」となります。
祭りの期間中は、夜間の運行や屋外での活動が中心となるため、動きやすい服装でお越しください。法被の貸し出しを利用する場合は、事前に予約が必要です。また、祭りの運営や清掃活動は地域住民が主体となって行われており、ゴミの持ち帰りやマナーを守って観覧することが求められます。詳細な予約方法や最新の運行状況については、公式サイトをご確認ください。