
ガイド
雛のつるし飾りまつりは、静岡県東伊豆町稲取に古くから伝わる伝統的な行事です。江戸時代から続くこの風習は、かつて高価な雛人形を飾ることが難しかった漁村において、着物の端切れなどを用いて手作りの人形を吊るし、女の子の健やかな成長を願ったことが始まりとされています。現在では「日本三大つるし飾り」の一つとして知られ、期間中には県内外から約10万人が訪れる伊豆稲取の一大イベントとなっています。
最大の見どころは、色鮮やかで精巧な「雛のつるし飾り」の数々です。一つ一つのモチーフには、女の子の幸せを願う深い意味が込められています。例えば、「猿」は厄除け、「鶴」や「亀」は長寿、「巾着」は金運を、「金目鯛」は魔除けを象徴しています。会場には、可愛らしい形をした様々な人形が飾られており、上から下まで眺めることで、日本の伝統的な願いや文化を肌で感じることができます。
また、メイン会場である「文化公園 雛の館」を中心に、町内の数カ所で展示が行われます。2月20日頃からは、素盞嗚神社の本殿へと続く118段の階段に飾られる「雛段飾り」も見ることができ、より荘厳な雰囲気の中で伝統を感じることができます。
開催期間は、例年1月20日から3月末までです。期間中、文化公園 雛の館では、伝統的なつるし飾り制作体験も実施されています。季節の移ろいとともに変化する、日本の美しい伝統文化をぜひ現地で体験してください。
メイン会場となる「文化公園 雛の館」をはじめ、町内の複数の展示会場にて開催されます。
展示をゆっくりと楽しむためには、日中の明るい時間帯がおすすめです。また、会場によっては「つるし飾り制作体験」も行われており、旅の思い出として自分だけの作品を作ることもできます。制作体験を行う場合は、事前に詳細を確認しておくことをおすすめします。
会場内は歩いて回る展示が中心となるため、動きやすい服装でお越しください。制作体験を希望される場合は、事前に予約が必要な場合があります。お支払いや詳細なルールについては、公式サイトでご確認ください。