
Guía
宇治川の鵜飼は、夏の夜に開催される伝統的な漁法です。三人の女性鵜匠を中心に、手綱さばきも鮮やかな匠の技を披露します。夜の宇治川に浮かぶ灯火と、鵜匠の動きが織りなす光景は、日本の夏の風物詩として親しまれています。
鵜飼で使用される「鵜」は、渡り鳥であるウミウという種類です。鵜匠は、捕獲された野生のウミウを鵜飼ができるように訓練して育てます。鋭いくちばしと爪を持つ鵜を、鵜匠が愛情を込めて育て、鵜飼の際には「追い綱」を通じて鵜と繋がります。
現在、宇治には4名の鵜匠が在籍しており、そのうち3名が女性の鵜匠です。鵜匠は、風折烏帽子に腰みの姿という伝統的な装束を身にまとい、鵜飼を行います。また、平成26年には日本で初めて人工ふ化で生まれたウミウ「ウッティー」も誕生しており、現在も鵜匠によって大切に育てられています。
最大の見どころは、夜の暗闇の中で行われる鵜匠の技術です。伝統的な装束に身を包んだ鵜匠が、鵜を操りながら川を進む姿は非常に幻想的です。乗船して観覧する場合、鵜匠の細かな動きや、鵜が魚を捕らえるシーンを間近で観察することができます。
宇治川の鵜飼は、主に夏季(7月・8月・9月)に開催されます。期間によって出船の時間が異なります。
【7月1日〜8月31日】
受付:午後5時30分頃〜
出船:午後7時00分
終了:午後8時頃
【9月1日〜9月30日】
受付:午後5時30分頃〜
出船:午後6時30分
終了:午後7時30分頃
※水曜日は定休日となります。また、天候や河川の状況により内容が変更される場合があります。
宇治川周辺には、世界遺産である平等院や、歴史的な宇治神社、宇治上神社などが位置しています。また、川沿いには「あじろぎの道」などの散策路もあり、歴史的な景観とともに散策を楽しむことができます。
夜間の川敷や船上での活動となるため、季節に応じた適切な服装でお越しください。乗合船(グループでの乗船)を利用する場合は、当日受付となります。貸切船を利用したい場合は、事前に電話での予約が必要です。また、天候や天ヶ瀬ダムの放流による増水時には、中止となる場合があるため、事前に最新の情報を確認することをお勧めします。